5月21日今朝の金環日食から。OM-D E-M5とED50-200mm F2.8-3.5SWD+1.4倍テレコン+2倍デジタルテレコンで、金環日食を撮る。
いよいよ5月21日金環日食の日です。
今朝は、5時半に起きて、6時から、撮影にスタンバイしていました。
用意は、
Olympus OM-D E-M5
Olympus ED50-200mm F2.8-3.5SWD
Olympus EC-14(1.4倍テレコン)
Olympus E-5とED7-14mm F4.0レンズを風景用
昨晩、手作業で、KENKOテクニカルペーパーマウント(T.P.M)100mmに、
「 アストロソーラーフィルター」を貼り付けてました。
ケンコーマルチホルダー100に、マルチホルダー100用アダプタリング67mmを取り付けて、
ED50-200mmに装着しています。
今朝の東京は、雲に覆われていたのですが、ところどころで雲間から日が差しています。
そして、都合が良いことに、部分日食が始まってから、
ほぼ金環日食の間中、雲の無い晴れ間が続き、金環日食になった辺りで、
再び、雲に突入して、お日様は雲に隠れてしまいました。
まるで、金環日食の為に、顔を出してくれていたようです。
撮影は、日食撮影中は、以下の設定でした。
○焦点距離200mm+1.4倍テレコン=280mm(35mm換算560mm相当)
○マニュアルフォーカス
○マニュアル露出
F8、1/125秒を基準に、薄曇り掛かると、明るくF5.6、1/30秒まで可変していました。
○ホワイトバランスは、太陽
○ISO200
せっかくなので、OM-Dの2倍デジタルテレコンをオンで撮ってみました。
200mmが、35mm換算560mm相当なので、2倍デジタルテレコンをオンだと、1120mm相当です。
撮影当初、まわりの雲も撮ろうとして、ワイド側の53mmにしていたのですが、
途中で、200mm側へ変更しました。
それにしても、1.4倍テレコンと、2倍デジタルテレコンをオンの両方で、3.8倍は威力があります。
金環日食の感想ですが、徐々に食が広がって、太陽が黒くなっていき、
欠けたリング状に見えたところから、逆に、徐々にリングが伸びていって、
リングが繋がった瞬間が感動でした。
なんていうか、ワクワクしてきました。
知り合いの方のblog記事から。
オリンパス好き さんのブログの金環日食の日の記事。
模糊の旅人 さんのブログの金環日食の日の記事。
今回の撮影は、OM-D E-M5とED50-200mm F2.8-3.5 SWDレンズ+EC-14+MMF-2です。
それと、予備的に、E-5+ED7-14mm F4レンズです。
1)OM-D E-M5+ED7-14mmでの超広角でみる今朝の雲だらけの空。
2)空の一箇所が明るくなり始めました。雲間の太陽のようです。
3)お日様が覗いてきました。53mm(35mm換算106mm)x1.4=148.4mm相当
4)部分日食が確認できてきました。
5)雲に乗っかるかのように見えた欠けたお日様。
6)日食中のお日様に掛かる雲が良い味を出していました。
7)200mm側にしてみました。200mm x 1.4倍テレコン=280mm(35mm換算560mm相当)
これに2倍デジタルテレコンをオンなので、35mm換算1120mm相当です。
8)徐々に欠けていきます
9)
10)そして、じょじょに、リングが繋がっていこうとしています
11)リングの両方の先が伸びていきます。
12)あと少しです。
13)もう、あと僅かです。
14)これが、繋がらないギリギリの瞬間です
15)リングが繋がりました
16)リングが閉じて、徐々に中心が移動します
17)金環日食のリングが光ります。
18)そして、お日様が雲に突入後の様子です
実際には、この程度でも、観察可能状態です。
肉眼では、雲に隠れて、よく見えていなくても、カメラを通すとしっかり写っています。
<<お知らせ>>
5月12日から、オリンパスデジタルカレッジの人物撮影講座エピソードIIが始まりました。
土屋勝義先生の人物撮影テクニック(東京)(4回講座)エピソードII
今回のスケジュールは以下となっています。
1回目 5月12日(土) 13:00-16:00 撮影 東京都内 ←新宿モノリス。
2回目 5月25日(金) 19:00-21:00 講義 新宿モノリスビル
3回目 5月27日(日) 13:00-16:00 撮影 東京都内 ←都内ハウススタジオでしょうか?
4回目 6月 8日(金) 19:00-21:00 講評 新宿モノリスビル
OM-D E-M5ですが、OM-D本体、関連製品、全て、3月31日(土曜日)発売されました。
オリンパスオンラインショップでは、各モデル通常の販売を受け付けています。

オンラインショップでは、リニューアル記念キャンペーンを実施しています。
「対象期間中に、一回のご注文で5万円以上(税込)(※1)ご購入のうえ、応募された方にOMシリーズまたはPENシリーズのカメラがデザインされたプレミアム切手シート(非売品)をもれなくプレゼントしております。」
非常にマイナーなtipsですが、
OM-D E-M5でフォーサーズレンズをマウントアダプタ経由使用すると、AF精度が今ひとつのようです。
ざっくりとは合っているのですが、ここというピンポイントでは大抵外れています。
そこで、拡大AF機能を使用する方法の紹介と、
禁断の手段かもしれませんが、MFアシスト機能を使用してみています。
特に、Leica D Summilux 25mm F1.4のように明るい大口径レンズの場合には、
位相差AFでもピント合わせが至難だったりします。
同様に、コントラストAFで、明るい日中ですと、コントラストがなかなか付かないことが多いので、
AF合焦は一つの指針(目安)程度だったりします。
S-AF+MFを使用しても、EVFの原寸大表示のままでは、AF合焦以上の精度で、MFで合わせ込むのは困難です。
そこで、拡大してMFという機能が重要となってきます。
Fn2に、拡大AFという、ボタンを押すと、拡大表示する機能がありますが、
この操作を多用していると、撮影動作の流れ=手際の良い操作感を少しスポイルしてしまいます。
但し、この拡大AFの機能で便利なのが、緑の四角で表示されるAF枠の縮小表示です。
通常は、全画面の35分の1がAF枠となりますが、この拡大AF使用中は、
更に、拡大率(5倍、7倍、10倍、14倍)に合わせて、AF枠が縮小されます。
例えば、拡大率14倍にしてあると、全画面の1/35のさらに、1/14の小さな緑の枠がAF枠となります。
その小さな範囲にスポットでAF合焦するようになります。
また、当然ですが、その小さなAF枠のまま、全画面内を移動できます。
ここで、OKボタンを押すと、拡大表示に切り替わり、そのまま拡大中のAFも効くようになります。
なお、AF拡大率は、この拡大表示中に、ダイヤルで変更します。(5倍から、14倍まで)
この拡大AFは、慣れると便利ですし、かなり小さなAFターゲット枠を利用可能になりますので、
AFのままで、精度を高めるのに適しています。
また、MFアシスト機能のように、ピントリングと連動していないので、MFレンズでこそ価値が出て来ます。
なお、拡大AFとMFアシスト機能は排他利用のようで、拡大AF使用中はMFアシストは停止しています。
ある意味、MFアシスト機能の一時停止としても利用できます。
しかし、いちいち、Fn2を押したり、長押しして解除したりしては面倒な場合も多々あります。
そこで、活躍しそうなのが、MFアシスト機能です。
残念ながら、AFレンズにしか使用できませんが、AF合焦に関わらず、
ピントリングを少しでも動かすと、拡大表示(5倍、7倍、10倍、14倍)して、
MFでのピント合わせをアシスト(補佐)してくれる機能です。
詳しくは、E-meisterのMFアシストの説明から。
ただし、コレが最初に搭載されたE-P1の頃は、操作性が悪くて、
再度、シャッター半押ししてAF作動するか、一旦再生などして、MFアシスト状態を解除しないと
ならなかったのですが、最近は進化して、MFアシスト状態になって暫くすると(1秒程度)、
自動的にMFアシスト解除になって、構図を再確認できる=シャッターを押して撮影できるようになっています。
これで、撮影の流れは、スムーズに行えます。
1.通常にシャッター半押しで、AF合焦させる。
2.少しピントリングを動かして、拡大表示させる。
3.MFとして、ピントリングを動かして、とことん、ピントを追い込む。
少し待つ。
4.自動的に、1.のシャッター半押し状態に戻るので、構図を再確認する。
5.シャッターを押し込んで撮影完了。
惜しむらくは、MFアシストのピントリングのキャッチが敏感すぎて、
レンズの絞り羽根挙動などでも、反応してMFアシストが起動してしまい
勝手に、拡大と、縮小を繰り返したりします。
そういったときに、上記の拡大AF機能をオンにして、MFアシスト機能を一時停止するのもあります。
今後の希望としては。
A)MFアシストのピントリングキャッチの反応時間を調整可能にして欲しい。
あるいは、レンズ自体の絞り羽根動作での誤作動をさせないように対応して欲しい。
B)MFアシストの自動解除時間の指定(0.1秒から、0.1秒刻みで1秒まで、2秒、3秒、5秒など)
をお願いします。
このお陰で、明るいレンズでの日中や逆光でのピント合わせ込みが楽になりました。
現時点で判っているOM-Dのミニ知識。
○拡大時のシャッター半押し機能設定がありますが、標準では、mode1になっています。
mode1:シャッター半押しで、拡大表示をキャンセルして通常画面に戻ります。
mode2:シャッター半押しで、拡大したままAF動作します。
また、この機能は親指AF時にも連動していますので、mode2にしていないと、拡大表示時の親指AF操作ができなくて、使いにくいと思われます。
また、マニュアルフォーカス使用中で、拡大表示している場合にも、このモード設定によって、挙動が変わりますので、構図を直ぐ確認したい方は、mode1、拡大表示したままでピントを追い込みたい方は、mode2を選択する方が良いと思います。
○内蔵EVFのフレームレートは、ピクチャースタイルをi-Finish以外に設定している時に選択できます。
○また、内蔵EVFの高速フレームレートは、フルライムAF設定に優先する。
○さらに、内蔵EVFの高速フレームレート設定は、LiveView拡大表示中は、標準レートに下がる。
○2つのダイヤルの設定が、何も設定変更していない場合、
A/Sモードでは、前ダイヤルが露出補正、後ダイヤルが、絞り・シャッタースピード。
Mでは、前ダイヤルが絞り、後ダイヤルがシャッタースピードでした。
この配置は今までの機種で設定変更していたのとは逆なので、設定変更しました。
○Fn2ボタンは、初期設定でマルチファンクションになっていますのが、
この状態で、トーンカーブ表示されたハイライト・シャドーコントロール機能となっています。
前ダイヤルがハイライトの調整、後ダイヤルがシャドーの調整となります。
例えば、ハイライトを下げて白飛びを減らして、シャドーを上げて暗部を持ち上げて撮影が簡単にできます。
○電源スイッチは、E-3のような右下の位置です。
○デフォルトのピクチャーモードがNaturalですね。
これは、上記の高速フレームレートの設定ができる・できないにも関係しているようです。
できれば、i-Finishのままで、高速フレームレートの設定可能にして欲しいですね。
次期機種への課題ですね。
○また未確認ですが、撮影後の自動画像表示については、撮影確認を1秒以上に設定しないと直ぐ消えてしまって判らない状況になるようです。
ただし、9枚連写などの高速連写のためには、OFFか、0.3秒、0.5秒程度でないと表示が負担になりそうですね。
なお、OM-D E-M5の高感度画質向上の点から、オートISO感度の上限はISO1600の標準設定のまま、
ノイズフィルターの設定となる、長秒時ノイズ低減、高感度ノイズ低減はいずれもオフに設定しています。
この記事へのコメント
雲が広がる先が明るくなって!な一枚目、素敵ですねぇ。
僕も、頑張ってE-5+EC-14+ZD ED70-300mmで挑みましたが、
1分前まで雨が降っているくらいの悪条件。。。
7時32分には、なんとか薄い雲の向こうに金環食を見ることが出来ましたが、
ピントも露出もダメダメで、写真的には残念な結果になりました。
でも、あのワクワク感は、宝物です。
ドリカムの「時間旅行」という曲を初めて聴いた時から22年間。待ってた甲斐がありました。
良く見えなったです~お陰で見せてもら
えます。有り難うございます。
綺麗なリングでしたねぇ
木漏れ日もしっかりリングになっていましたね
また、お邪魔します。
ありがとうございました^^
すご~い!!
綺麗なリングですねヽ(^o^)丿
よいお写真を見せていただき感動です。
撮影お疲れ様でした。
最後の金環は完璧ですね^^
美しいものを見せてくださってありがとうございます。:*:・(*´ω`pq
本当に素晴らしい~!!!
私はkiyoさんの足元にも及びませんが、若干撮影したので、今晩アップします!
素晴らしい写真です!
やっぱり違いますね!^^
私はしっかりメガネ通して、肉眼で・・・・
写真は・・・素人デジカメで・・・・
明日アップします。へへ;
見事なリングですね!!
実際に欠けていくのを眺めるのは確かにワクワクしましたね。
(って見てたのは木漏れ日だったんですが(^^;)
身支度しながらテレビで見てたので、
こちらでゆっくり観賞出来ました、ありがとうございます ♪
うちもこの目に焼きつけました!!
見れてよかったです。
コンデジじゃ…^^;
最後の写真は、完璧な金環日食ですね。
羨ましいです。
こんなにきれいに撮れるんだ、感動しました^^!
ただ、せっかく購入したNDフィルターの出番がなかったのが悔やまれますね。
コチラでも見えましたよ~♪
綺麗なリング状も素敵ですが、私はあまのじゃくなのか・・・
3)のようなのが神秘的で好きかも(笑)
私はお仕事しながら観測してる人を観測しながらTVで観測という落ち着かない観測でした。
こちらも曇っていたけど見ることが出来ました。
ありがとうございます。
コメント書き込み頂きました皆様、
ありがとうございます。
後ほど、お返事させて頂きます。
今回は、あまり、普段撮らない天文の写真でしたので四苦八苦しながら、撮影していました。
ただ、少し、バシッと撮りすぎて、雰囲気を残す余地があっても、良かったのかなと、反省しています。
それは、思っていた以上に、太陽の動きが速くて、事前プランでは1台を定時観測、もう1台をスポット的に、空全体の様子撮りと思っていましたが、その時間的余裕はなくて、1台に掛かりっきりになっていました。
余裕なさ過ぎだったことに、ちょっと、反省です。
素晴らしい!
本当にラッキーでしたね。
僕は見れなかったので、楽しませてもらいました。
何より、雲はあっても安定していたようで羨ましい・・・
考えれば海の近くなので当たり前の話なのですが、台場は雲が厚くなって太陽が見えなくなってしまったり、かと思うと急に薄くなったりと、露出が安定しませんでした。
なかなか大変な撮影でしたね。
次は金星の太陽面通過に期待しましょう(笑)