みんぽすさんから、話題の新世代Foveon X3ダイレクトイメージセンサー搭載コンパクトデジタルカメラSigma DP2 Merrillをお借りしました。そのレビューです。
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8月14日、日差しが見えないほど厚い雲に覆われた火曜日です。
昨日は、案の定、早々に雲が消えていって、晴れになりました。
今日はどうでしょうね。
いよいよ、8月の月半ばに近付いてきました。
今回の記事が2011年1月1日からのKiyo's blog 2011に切り替えてから記念すべき600記事目となります。
いつも、ご訪問いただく皆様のお陰です。
ありがとうございます。
今日は、みんぽすさんからお借りしたSigma DP2 Merrillのレビューです。
SigmaさんのDP2 Merrillは、2月のCP+2012の時点から話題となっている最新Foveon X3ダイレクトイメージセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラです。
従来、Foveon X3イメージセンサーは、APS-Cサイズと言われながら、かなり小さなサイズのイメージセンサーを使用してきましたが、同社のフラグシップデジタル一眼レフカメラSD-1から、一回り大きな、完全なAPS-Cサイズとなる新型のFoveon X3イメージセンサーが開発されました。
そのSigma SD-1は、当初の新型Foveon X3イメージセンサーの歩留まりが原因と言われていますが、
本来値付けしたかった値段の3倍強となる70万円の値段に、すっかりカメラ好きを仰天させてくれました。
いくら、性能が良くても、デジタル一眼レフカメラとして、中判デジタルカメラのPENTAX 645Dや、ニコンやキヤノンといった業界のトップ2社のフラグシップ一眼レフと同等の値段では、おいそれと買えるものではありません。
そんな、Sigma SD-1ですが、昨年暮れに、突然の値段の大幅引き下げと、それに伴って、SD-1 Merrillという名称への変更が発表されました。
さらには、旧価格で購入されたユーザーには、差額分の同社商品カードを提供という破格の扱いでした。
そして、今年のCP+2012での話題の一つが、その同社フラグシップデジタル一眼レフカメラSD-1 Merrillと同じ新世代Foveon X3イメージセンサーを搭載するDP1 Merrillと、DP2 Merrillの発表でした。
なお、DP1 MerrillとDP2 Merrillの違いは、完全にレンズの焦点距離(28mm F2.8相当と、45mm F2.8相当)差だけです。
一時は、70万円の値段がついていたのと同等の性能が、手に載るコンパクトサイズに載っているのが、DP1 Merrill/DP2 Merrillです。
実際、バッファーサイズの差など、若干の差はありますのが、ほぼSD-1 Merrillと同等性能なようです。
比較すると、連続した撮影は、DP2 Merrillの方が優れ、時間の掛かる書き込みが終了して画面再生できるようになる処理時間はSD-1/SD-1 Merrillの方が優れているようです。
また、大きな特長として、Sigma社初の試みとして、レンズ銅鏡部に搭載されたマニュアルフォーカスリングです。回すと、自動的に拡大表示して、マニュアルフォーカスのピント合わせを楽に行えます。
同時に、AF機構も改善されて、従来のDPシリーズから大幅なAF精度の向上と、速度の向上を果たしています。
各種機能も従来のDPシリーズから向上していて、さながらSD-1のコンデジ版となっています。
ということで、みんぽすさんから、そのSigma DP2 Merrillをお借りしたので、
試し撮りに言ってきました。
今回は、お昼休みに、汐留イタリア街(ヴィータイタリア)を見てから、新橋に向かってみました。
いつも、みんぽすさんからお借りしたFujifilmやCasioのコンデジや、Fujifilm X-Pro1や、愛用のOlympus OM-D E-M5や、Canon EOS 5D Mark 3と、どう違った写真を魅せてくれるのか、興味津々です。
また、コンデジに詰め込まれた世代Foveon X3イメージセンサーですが、問題は、巨大なイメージファイルの処理時間です。果たして、その性能に見合うレスポンスでの撮影ができるのでしょうか?
Sigma DP2 Merrillの主な特長
〇有効画素数46メガピクセル。23.5×15.7mmフルカラー Foveon X3 Merrillセンサー搭載
センサーサイズ23.5×15.7mmのフルカラー Foveon X3ダイレクトイメージセンサー(ジェネレーションネーム“Merrill”)を搭載し、有効画素数4,600万画素(4,800×3,200×3層)、記録画素数4,400万画素(4,704×3,136×3層)を実現。
RGB全色を3層で取り込むことができる画期的なフルカラーイメージセンサー
〇大容量データの高速処理が可能な「デュアルTRUE II」
oveon X3ダイレクトイメージセンサー専用画像処理エンジン「TRUE(Three-layer Responsive Ultimate Engine)II」。2つの「TRUE II」を搭載。
〇専用設計の高性能レンズ搭載
センサー能力を最大限に引き出すために開発された専用設計の高性能レンズ「SIGMA DP2 Merrill」には、30mm F2.8(35mm換算45mm相当)を搭載。
〇RAW+JPEG採用
〇SIGMA Photo Pro(付属)
〇マニュアルでのピント調整が可能
一眼レフカメラの様にレンズ側のフォーカスリングを回してピント調整が可能
〇進化したユーザーインターフェース
〇携帯性に優れた軽量・コンパクトボディ
幅121.5mm×高さ66.7mm×奥行59.2mm、重さ330g(DP2 Merrill)
〇視認性の高い大型3.0型TFT液晶モニタ採用
〇ホットシューを標準装備
〇専用バヨネットレンズフードの装着が可能
今日は、8月3日のお昼休みに出かけた汐留イタリア街や、新橋への行き来の写真からです。
機材は、 Sigma DP2 Merrill(35mm換算45mm相当F2.8レンズ内蔵)です。
1)ヴィータイタリア(汐留イタリア街)の入り口で
2)少しヴィータイタリアの中に進んで
3)ヴィータイタリアを二分するレンガ風道路に立って
4)沿道のプランターその1
5)沿道のプランターその2
6)沿道のプランターの花を見て。その3
7)ちょうど、8月3日はイタリア街の夜のお祭りの日だったようです。
8)いつもの、雑貨店の自転車
9)雑貨店の前から
10)ヴィータイタリアらしい光景。(イタリア風と日本風が微妙に混ざっています。)
11)暑過ぎて誰も座っていないオープンテーブル
12)ある料理店の前のワインの空き瓶たち
13)プランターその4
14)移動して、新橋の線路下にて
15)光と影に包まれたバイク
16)ミラーと、その影と
17)ミラー
<<お知らせ>>
ご好評頂いている最新機種Canon EOS 5D Mark IIIの話のシリーズは以下です。
オリンパスデジタルカレッジの9月からの講座の申込が開始されています。
もちろん、土屋勝義先生の人物撮影テクニック(東京)(3回講座)のエピソードIも始まります。
1回目 9月18日(火) 19:00-21:00 講義 オリンパスプラザ東京
2回目 9月23日(日) 13:00-16:00 撮影
3回目 10月2日(火) 19:00-21:00 講評 オリンパスプラザ東京
今回から、講義が、従来の新宿モノリスビルから、神田小川町のオリンパスプラザになっています。
今回から、多くの講座の講義が、オリンパスプラザ東京となるようです。
オリンパスオンラインショップでポイント利用の上限アップするキャンペーンが始まっています。
○オンラインショップ 割引ポイント 利用上限アップキャンペーン
2012年7月14日(土)~2012年8月19日(日)の期間限定で オンラインショップで利用できる割引ポイントの上限を 通常の15%から20%にアップします。
いよいよ、2012年7月6日から発売されました。
そして、オリンパスオンラインショップで予約キャンペーンが始まっています。
これは、3年間の保証を受けられる延長保証サービスに加えて、お買い上げ日から3年間で2回、ピントや絞りなど、指定する項目の診断と各部クリーニングを実施する無料診断サービス付きキャンペーンです。

OM-D E-M5ですが、OM-D本体、関連製品、全て、3月31日(土曜日)発売されました。
オリンパスオンラインショップでは、各モデル通常の販売を受け付けています。

オンラインショップでは、リニューアル記念キャンペーンを実施しています。
「対象期間中に、一回のご注文で5万円以上(税込)(※1)ご購入のうえ、応募された方にOMシリーズまたはPENシリーズのカメラがデザインされたプレミアム切手シート(非売品)をもれなくプレゼントしております。」
非常にマイナーなtipsですが、長くなってきたので、少し整理します。
〇Fn2に、拡大AFという、ボタンを押すと、拡大表示する機能がありますが、
この拡大AFの機能で便利なのが、緑の四角で表示されるAF枠の縮小表示です。
通常は、全画面の35分の1がAF枠となりますが、この拡大AF使用中は、
例えば、拡大率14倍にしてあると、全画面の1/35のさらに、1/14の小さな緑の枠がAF枠▢となります。
その小さな範囲にスポットでAF合焦するようになります。
この拡大AFは、慣れると便利ですし、かなり小さなAFターゲット枠を利用可能になりますので、
AFのままで、精度を高めるのに適しています。
このお陰で、明るいレンズでの日中や逆光でのピント合わせ込みが楽になりました。
現時点で判っているOM-Dのミニ知識。
○拡大時のシャッター半押し機能設定がありますが、標準では、mode1になっています。
mode1:シャッター半押しで、拡大表示をキャンセルして通常画面に戻ります。
mode2:シャッター半押しで、拡大したままAF動作します。
また、この機能は親指AF時にも連動していますので、mode2にしていないと、拡大表示時の親指AF操作ができなくて、使いにくいと思われます。
また、マニュアルフォーカス使用中で、拡大表示している場合にも、このモード設定によって、挙動が変わりますので、構図を直ぐ確認したい方は、mode1、拡大表示したままでピントを追い込みたい方は、mode2を選択する方が良いと思います。
○内蔵EVFのフレームレートは、ピクチャースタイルをi-Finish以外に設定している時に選択できます。
○また、内蔵EVFの高速フレームレートは、フルライムAF設定に優先する。
○さらに、内蔵EVFの高速フレームレート設定は、LiveView拡大表示中は、標準レートに下がる。
○2つのダイヤルの設定が、何も設定変更していない場合、
A/Sモードでは、前ダイヤルが露出補正、後ダイヤルが、絞り・シャッタースピード。
Mでは、前ダイヤルが絞り、後ダイヤルがシャッタースピードでした。
○Fn2ボタンは、初期設定でマルチファンクションになっていますのが、
この状態で、トーンカーブ表示されたハイライト・シャドーコントロール機能となっています。
前ダイヤルがハイライトの調整、後ダイヤルがシャドーの調整となります。
例えば、ハイライトを下げて白飛びを減らして、シャドーを上げて暗部を持ち上げて撮影が簡単にできます。
○デフォルトのピクチャーモードがNaturalですね。
これは、上記の高速フレームレートの設定ができる・できないにも関係しているようです。
先々の改善で、i-Finishのままで、高速フレームレートの設定可能にして欲しいですね。
なお、OM-D E-M5の高感度画質向上の点から、オートISO感度の上限はISO1600の標準設定のまま、
ノイズフィルターの設定となる、長秒時ノイズ低減はオフ、高感度ノイズ低減は低に設定しています。
この記事へのコメント
この街は、日本の車や、道路にかかれた「…まれ」がなかったら南欧のどこかの街のようですね!
僕 2日に行った気がします(^^)
色は色々言われていますがどんな感じでしょう?
DP2 Merrill良さそうですね!
おめでとうございます。(^_^)
DP2 Merrill、今めちゃくちゃ欲しいんですよね~。
Kiyoさんのレポート、続きも楽しみにしてます。(^_^)