南房総の館山の平砂浦海岸に行ってきました。真昼の長時間露光に挑む。その1

今日の天気ですが、昨日と一転して、快晴の空に上がった太陽が眩しいです。
そんな2014年2月25日です。
皆様も、風邪を引かないように、お気をつけ下さい。


第6回ゴミゼロ写真展が無事に終了しました。
皆様のおかげです。
ありがとうございました。


今日の写真は、小川勝久先生の勉強会で訪れた館山の平砂浦海岸での撮影からです。
エメラルドグリーンに輝く海と、砂浜に押し寄せる波と、白い波飛沫。
今回のテーマは、2つあります。
真昼の長時間露光と、エメラルドグリーンに輝く海の波飛沫です。

KENKOのPRO NDシリーズの82mm口径のフィルターです。
今回は、日食用のPRO ND10000や、PRO ND100000(丸枠)PRO ND100000(角型)を除くと、
最も減光量の多いPRO ND1000の82mm口径のフィルターを購入してきました。
これと、62mm→82mm、72mm→82mm、77mm→82mmのステップアップリングを購入しています。
これで、62mm、72mm、77mm、82mmに対応出来ます。
ND400から連なるPRO NDシリーズですが、
PRO ND100 光量100分の1の減光効果。6.7絞り分減光
PRO ND200 光量200分の1の減光効果。7.7絞り分減光
PRO ND500 光量500分の1の減光効果。9絞り分減光
PRO ND1000 光量1000分の1の減光効果。10絞り分減光

ケンコー・トキナーのPRO ND1000とステップアップリングを購入したのは、
この真昼の長時間露光を行うためでした。
通常、真昼間は、絞りF8で、1/125秒から、1/250秒くらいで撮るのが基準露出だと思います。
それを、無理やり、10秒~30秒~60秒くらいの長時間露光をするのですから、
カメラにとって、夜のように暗くする必要があるわけです。
用意したND1000は、1/1000(10段に相当します)倍に暗くする減光フィルターです。
とはいえ、実は、これでも足りませんでした。
真昼の撮影の場合、12段くらい必要なようです。
そこで、今回は、PLフィルタ(1段半くらい)を重ねて、無理やり撮っています。
正式には、ND1000にND2~ND4を重ねて、もう2段~4段暗くするのが正しいです。

持参したのは、PRO ND1000の82mm口径と、62mm→82mmのステップアップリングです。
これで、Zuiko ED150mm F2.0レンズ(フィルター口径82mm)と、
M.Zuiko ED12-40mm F2.8 PROレンズ(フィルター口径62mm)で利用できます。
というか、利用しました。

その結果の一端が載せている写真ですが、エメラルドグリーンに輝く海の色と、
白い黙々とした波や波飛沫の長時間露光が同居した写真となっています。
如何でしょうか?と、次に続きます。


今日の一枚は
5D3_4133_2048x1365_補正済.jpg
『エメラルドグリーンの輝き
この1枚は、Canon EOS 5D Mark III+EF85mm F1.2L IIレンズで撮影しています。
露出補正値: 0
露出時間: 1/5000
F ナンバー: 1.8
レンズ焦点距離: 85
感度(ISO): 100
レンズモデル: EF85mm f/1.2L II USM
この一枚は、Capture One PRO 7.2でRAWから現像しています。)



機材はCanon EOS 5D Mark III+EF85mm F1.2L IIレンズと、
Olympus OM-D E-M1+M.Zuiko ED12-40mm F2.8 PROレンズでの撮影です。
それに、Zuiko ED150mm F2.0レンズです。

2048x1536サイズですので、画像をタッチしての拡大にはお気をつけ下さい。
ここから、Olympus OM-D E-M1+M.Zuiko ED12-40mm F2.8 PROレンズと
MMF-2+Zuiko ED150mm F2.0レンズでの撮影
1)通常の撮影
露出補正値: -0.7
露出時間: 1/1250
F ナンバー: 11
感度(ISO): 200
レンズモデル: OLYMPUS M.12-40mm F2.8
M2222641_2048x1536_補正済.jpg
2)2.5秒の長時間露光
露出補正値: 0
露出時間: 2.5
F ナンバー: 10
感度(ISO): 100
レンズモデル: OLYMPUS M.12-40mm F2.8
M2222643_2048x1536_補正済.jpg
3)50秒の長時間露光
露出補正値: 0
露出時間: 50
F ナンバー: 22
感度(ISO): 100
レンズモデル: OLYMPUS M.12-40mm F2.8
M2222653_2048x1536_補正済.jpg
4)40秒の長時間露光
露出補正値: 0
露出時間: 40
F ナンバー: 22
感度(ISO): 100
レンズモデル: OLYMPUS M.12-40mm F2.8
M2222656_2048x1536_補正済.jpg
5)波飛沫と鳥たち
露出補正値: 0
露出時間: 1/2500
F ナンバー: 4.5
感度(ISO): 200
レンズモデル: OLYMPUS 150mm Lens
M2222670_2048x1536_補正済.jpg
6)平砂浦の砂浜の長時間露光
露出補正値: 0
露出時間: 30
F ナンバー: 22
感度(ISO): 100
レンズモデル: OLYMPUS 150mm Lens
M2222715_2048x1536_補正済.jpg





Canon 単焦点レンズ EF85mm F1.2L II USM フルサイズ対応

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So-net blogの画像認証ですが、『コメント投稿時の認証画像について』という案内が出ています。
画像表示が改善されて、画像内の英数字がクッキリ表示されています。
なお、一時的に、画像認証のコードを簡単にしています。ヒントは、うちのblogの名前からです。
2013/11/01のblogから、画像認証を「無効」に設定しているので、
接続会員の方がログインされている場合は、画像認証が表示されなくなっていると思います。
ご連絡:10GBの壁に近付いてきましたので、2012年の1月末から、11月にかけてのblogの写真を
整理して、圧縮率を高くした画像に差し替え作業中です。
あれ、写真がなくて、写真ファイル名だけだと思われましたらば、未だ整理中だと思って下さい。
(ご指摘の通り、長年So-netの有料会員に加えて、So-net blogの有料プランにもしてあります。)

この記事へのコメント

2014年02月25日 18:31
こんにちは^^
2.5秒は現実的で好きですが、
40秒、50秒も良いですね。
2014年02月25日 19:05
こんなテクニカルなことができるなんて、すごいです。
羨ましいです。
2014年02月25日 21:25
スローシャッターの海の写真美しいです。ND400を使うと色合いが独特なものになるので好き嫌いがありますね。
2014年02月26日 02:01
NDフィルターは口径が変わると@@!な値段になりますね。
これまで52mmが多かったのであまり気になりませんでしたが...
NDの”可変”タイプで安価なものを見つけたのですが...どうなんでしうか?(と気にするほどの腕でもありませんが)
2014年02月26日 07:54
mimimomo さん、
コメントをありがとうございます。
はい、意外に2.5秒のバランスが良かったです。
そして、長秒の露光はやはり良いですよね。
cocoa051 さん、
コメントをありがとうございます。
いえいえ、機材を用意すれば、誰でも撮れますよ。

JUNKO さん、
コメントをありがとうございます。
写真をお褒め頂きありがとうございます。
新しいケンコー・トキナーのPRO NDシリーズは、
減光時の色の再現性に拘っているので、
非常に良い色がでるようです。
以前の減光中心のND400とは別世界のようですね。

orange さん、
コメントをありがとうございます。
可変NDは、グレードがあるようで、色の再現性や、
減光のムラがあるようです。
その点で、単一のNDフィルターは安心ですし、
PRO NDシリーズは、減光時の色の再現も非常に良いようです。
ただ、お値段ですよね。

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